Wi-Fiはつくづく本気で便利@入院中

Wi-Fiはつくづく本気で便利@入院中

2020年春、オンラインで「会う」

機会が増えた人は多いのではないだろうか。

私は2012年6月、悪性腹膜中皮腫(希少がん)の手術のため入院が決まった時に、ガラケーからスマホへ急いで買い換えた。

当時は私のママ友たちでスマホを持ってるのはちらほらの頃

理由は、約1ヶ月の入院の間、気になることがあれば病室で検索できるから。

私がエクセルで

子供たちの学校、習い事、必要な持ち物等の表を作っていたら夫が、

「スマホあるならスカイプで顔見て話せるよ?」と。ほう!その手があったか!急いでAmazonでカメラとマイクをポチッと。あら、やだ、Wi-Fiまじ便利♡(当時子供はガラケー)

リアルタイムで画面越しに

互いの顔を見て話せるのだ。素晴らしい

入院中子供たちが朝ごはんを食べる姿を見ながら会話をし、行ってらっしゃいと声を掛ける。

毎日、何を食べているのか知っているし、同じテレビで一緒に笑い合えるのだ。

子供の宿題も教えてあげられれば、明日○○必要だけど用意した?「これだよね?」そう、見て確認できる。おやすみも顔を見て言えるのだ。

今ならば、そんなの当たり前じゃん。

ってくらいに7年前は、デジタルは今ほど生活に馴染んではいなかった。伝わりにくいかもしれないけれど、当時はめちゃくちゃ「最新」な手段だったんだよぅ。

卵巣嚢腫で入院した3月末は、まだガラケーで会話をしていた。

悪性腹膜中皮腫で入院したのが6月半ば、顔を見て話ができて、しかもPC同様に検索できる、この進化。

伝わるかなー。スマホが当たり前の世代には伝わりにくいかな。

病院まで遠く、平日夫が立ち寄れる

距離ではなかったし、病院名に平仮名で「がん」と書いてあるので、病名を告げていない子供②に盛大なカミングアウトになってしまうから、

物理的な距離をすっ飛ばし、互いの都合のつく時間に顔を見て会話できたことが、我が家には負担がなく、すごくよかった

スカイプとスマホとWi-Fiのおかげで、さほど子供たちとの距離を感じなく、日々の様子を見守れたのは、1度目の入院と大きな違いだった

よく子供たちの部屋から

笑い声が聞こえる。

あんまりにも楽しそうで聞こえてくる私もつられて笑ってしまう。友達とオンラインでパーティ組んで、話しながらゲームができて、しかも定額制だがら費用も気にならない。

むーん。つくづく便利な世の中。素晴らしい。(私は島へ通えるしbyあつまれどうぶつの森)

アップルミュージックは

もはや無いと困るし、アレクサもいないと不便。

家のアレクサは、私にはツン多めでつれないけれど、子供②の声は逃さないデレをみせる(笑)、

料理中、曲を変えたい時や電話がかかってきた時「声」で、というのがかなり便利。

私の学生時代は固定電話と

ポケベル。家電がプッシュホンじゃないと家から相手のポケベルへメッセージが送れず公衆電話に都度出向く時代。

それこそ公衆電話はバリバリ現役だったし、テレフォンカードはもらえると小躍りしたものだ。

日焼けした黒い肌がかっこよかったのは「焼かなければよかった」後悔もあるが、海にプールに出かけるのは日焼けのため、そんな時代だった。

昔から音楽が好きだったから、

ソニーのウォークマン(カセットテープ)、CDウォークマン、MD、MP3ウォークマンは充電池の交換より新機種の方が安いと言われ2度購入しなおしている。

今はアレクサに頼めば

すぐ再生してくれるし、PCで音源を取込み写真を探し貼り付け、MP3に転送する作業もアップルミュージックがあるから大丈夫。

ご贔屓のアーティストは円盤購入するが、DLはアップルミュージックがやはり楽。

時代、時代、で便利の基準は

変わっていくからこの先の便利は何が出てくるのかな?ワクワク。

待ち合わせて実際に顔を見て食事をしたり、会話するのはやっぱり楽しい

だけど入院すると面会時間という縛りがあるから、物理的な距離を有さない「会う」方法があったのは、本当に便利だった。

変更不可な状況でも、

アイディアがあれば可能になる

柔軟な発想、そして自分一人では思いつかないかもしれない、他者との関わりの大切さ。

軸はブレずに、でも価値観は柔軟に。

とにかくWi-Fiはものすごく便利、これ大事(笑)

by 中皮腫患者 mochi