義母から教わった愛しむ心と絆

子供①が我が家を
巣立ってからまだ数日。
ふとした瞬間に不在を感じ心がギュッとなるけれど、注意深く普段通りの会話を心がけ、話すのを楽しむ事にしている。
憧れのmamzon、小声で話すけれど明日で3便目。ついついスーパーで子供①の好きなもをカゴに入れてしまう(笑)
なるべく不便を感じない様、お腹だけでも満たされる様、ついつい考えてしまう、可愛い我が子。
今朝お義母さんから、
子供①の様子や、夫で経験している子離れの寂しさを尋ねる電話があった。つくづく本当に温かくてありがたい。
寂しいけれどそれ以上に子供①のほうが心細い中頑張っているから頑張る、そう私が話すと、
「少し、子離れしないと、子供がかわいそうよ。少しづつ離れて、頑張って」と励ましてくれた。
本当にどこまでも真っ当な感情の人だ。尊敬しかない。
私の母は「自分の気持ち」を
常に優先し、それを私に押し付け支配してきた。だからごく真っ当な母親の子離れの気持ちを、母親からもらってない事に改めて気がついた今日。
「離れるな」直接言われてはいないが常にテレパシーを送られていた。
そして親離れしようにも、親ががっちりホールドし離そうとせず、そもそも子離れという概念を持っていなかったんじゃないかな?
お義母さんは、やはり偉大だ、私の気持ちも子供①の気持ちも汲んでくれる。しかもさりげなく。私はこの人にも守られている、心がふんわり温かくなる。
私の次の課題は、
子供①が一人で生きていける様に導く、
改め「私がきちんと子離れをする」ことだ、そう教わった日だった。
さすが、おおらかな夫の母である、押し付けがましさなど一切なく、かといって見捨てるではなく、グッドタイミングで連絡をくれる。
言い換えれば、ちゃんと覚えていてくれる、という事。
それが何より嬉しい。愛されている、言葉はなくても愛を感じる。
毒母である実母は、
私と母子一体であり続けたかった、それは互いの自立を阻む誤った感情、
だから母はきっと今も自分の寂しさを、切なさを、こんなに近くにいる我が子に分かってもらえない、そう嘆いているだろう。
だけど、真っ当な「人間」になれたような気がしている今の私からすると、やはりあなたは間違っている。
普通に育ち、時期が来て
親離れを経験したのちに母親となっていたら、きっと私の子育ては違ったものであったのは明らかだ。
「母親像」に苦しみ本を読み漁る時間は、時に叱り、笑い、寄り添い、精一杯子供と向き合い奮闘した、十数年となっただろうに。
そして、寂しさと共に、改めて母親に感謝の気持ちを持ち、子供を送り出していたのではないかな。どうだろう…
もし、このブログを
読んでいる毒親に苦しんでいる人がいたならば、どうか本当に自分だけを思い行動してほしい。
洗脳と支配による依存関係からそう易々と抜け出せない苦しみは痛いほどわかっている。
だからこそ、一度しかない人生を「親のため」に生きるのではなく「自分のため」に生きられる様、どうか自由へと自分を連れて行ってあげてほしい。
どの親の下に生まれるかは
運ゲーだろう。毒親の下に生まれた場合、残念だが苦痛を伴う人生を送ることは明白だ。
なぜなら、彼らは「毒親」に育てられた毒親育ちなのに、自身の人生の理不尽さを、感情のコントロールを、生きづらさを、今一度振り返る努力をせずに、負の連鎖を断ち切らず、同じ環境で「私」を育てた。
子供①に「ママがぷっつんしているから、会えなくて、おばあちゃん可哀想でしょ?」などと、自己を省みることもせず、人のせいにし生きている。
夫の母は、毒親の支配下にあり
随分不義理を働いたうえに「絶縁」をした私を、今も変わらず心配し愛してくれる。(よろしければご覧ください↓)
そして、ただの一度も絶縁期間について文句も愚痴も言われたことがない。むしろ再び連絡を取り合う様になった事を喜び、深く触れず変わらぬ態度で接してくれる。
これが人を愛しむという事なんだと思う。安心し、守られ、許され、愛されている「絆」
もっと私が強かったなら、
あぁ、再び過去の私を蹴り飛ばしに戻りたい!早くに断ち切っていれば、きっと景色が違っていたんじゃないか?とね。
人間として大切なことを沢山教えてもらえたんだろうな。そしてもっと縁が広がった現在が存在したんではないだろうか。
弱くて愚かな私はやはり馬鹿だった。
だけど死の縁で気が付く地獄でないだけましだったと思おう。でなければやはり生まれてきた私が可哀想になってしまう。
別れはやはり寂しくて、
だけどそれを察し声をかけてくれる人がいて、子供①を応援してくれる人たちがいる、これはとても尊く清らかな愛だ。
幾つになっても人は学び知るもの、襟元を正し、再び前を向き生きていこう、
そうお義母さんから教わった日。
そして改めて、
こんな母親の下に生まれ、それでもすくすくと優しく芯のある子へ育ってくれて本当にありがとう。
一緒に苦しみ泣いて笑って楽しんだ、キラキラと眩しくて、尊く、美しく、そして2度と戻ることのできない大切な日々を、
掛け替えのない私の大切な宝物である時間を過ごさせてくれて本当に、ありがとう。
一度きりの人生だ、今こうして綴っている間にも時は進む。
同じ進むのなら、今よりも少しでも先を明るく照らして生きたい。
やはり感謝と謙虚を忘れずに、常に学びを知り、振り向かず、
全力で「生きて」ね、私。
by 毒親育ちmochi
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