自分本位に生きるにも努力が必要

自分本位に生きるにも努力が必要

他者を一切傷付けずに生きようと

望むなら、一切の接触を持たずに生きる以外不可能だろう

生きる為には、必ず他者と関わらなければ、生活必需品を手に入れる事すら難しい。かすみを食べて生きて行く事は無理なのだ。

他者との関わりを避ければ、自分も傷つかないし、相手を傷つけることもない。でもやはりそれは現実には叶わないこと。

毒親と絶縁した「私」の痛みを

綴ってきたが、では自分は清廉潔白な人物か?と問われたら、やはり答えは「NO」だ。

親から虐待を受けたが、親を傷つけていないわけじゃない。毒母であるが、母は今でも母なりに「私を愛している」のだろう。

それは、わかる。それと同時に、今もなお「怒り」の感情を保ち続けていることも。母もまた、私に傷つけられ、悲しい思いをしているのだろう事も。

なかなか上手くはいかないね。

私が育った家庭には。「絆を育む」パーツが圧倒的に足りないんだよね。

近寄れば互いを傷つける。だから離れた方が互いのためなのだ。そして悲しいけれど、毒親は「距離の意味」を理解してくれない

それはもういい、整理はついている、寂しさがたまに押し寄せるだけだから。

さあ、ようやく落ち着いた自分の心。

どうやって生きていきたい?自分にも他者にも誠実に生きたい。

やりたくない事はしない。自分に嘘をついてまで、他者によく思われなくて全然構わない。心に嘘をついてまで合わせる事、これは誠実ではないから

関わるすべての人を傷つけず生きていけるほど、私は人間ができていない。だからこそ、自分にも他者にも、誠実な心だけは持って接したい

さらりと美しく生きている人ほど、

見えない部分の努力が違うのだろう。美学?プライド?きっとその類のキラリと光る人間美

カッとなる時ほど、冷静に。まずは心の中で考えるのだ。さらけ出す線引きを。一度己の口から出た言葉は削除できないのが一般的。

毒親はさらっとなかったことにしちゃうから、そこは間違えないで(笑)。

嬉しい、素敵、素晴らしい、キラキラした感情なら、うっかり吐露したところで、迷惑になどならないし、むしろそこは素直に口に出していこう

「負」を感じた事に対しては、

まずは一旦引き取ろう。相手に求めるのは、訂正?謝罪?決して怒りに任せた感情を、ろくに考えず口に出してはいけない

責める感情とは、自分が納得する答えが存在せず、怒り任せだから厄介なのだ。

求めているのは謝罪?理解?それだって、責める感情が残っているうちは、納得などしないだろう。

私は、怒りが湧いた時は、

訂正か流す。責めたりしない。落とし所が決まらない感情を相手にぶつけても、負のループしか産まないから。

それは毒親とのやりとりで十分懲りている。

違うなら、訂正し相手に理解を求める。理解してもらえないなら流す。それ以上でも以下でもない。いたってシンプルに考えるのが正解。

関わり合って行く人は、

たとえ時に波があろうとも、自然と同じエリアで語り合えるものなのだ。

全知全能でも何者でもないのだ。感情がぶつかった時、自分が至らなければ、素直に謝る。相手も同様に、気持ちを語ってくれた時は、感謝し拝受する。至ってシンプル

私の考えるプライドとは、

いかなる時も、笑顔で接する事

「私」が落ち込んでいても、「私」が心身がしんどくても、「私の情報」を目の前の相手に伝えないのなら、「フラットな自分」を貫き通すのが礼儀だろう

出来るかな?出来るようになりたいな。

人生を振り返り思う事は、

怒り・妬み・嫉み、これらの感情とはできれば今後も関わらずに生きていきたい

の「淀んだ」感情を胸に呼び起こす出来事に、関わる事があるならば、迷わずさっさと縁を切る

「私」と関わりたくない人はそっと距離を置くだろう。それと同じなだけの事。

自分と関わったすべての人に

好かれるなど、無駄な努力だ。そんな見当違いの努力で、自分を疲弊させるなんて、時間がもったいない。

もっと自分本位に生きていい。

毒親育ちは「自分本位」を「罪」と思い込まされ、罪悪感で勝手に自分を縛り付けて生きてきた。

離れてみると、案外みんな自分本位で生きてるよ(笑)。

その結果が、誰かに責められる事になったとしても、自分の人生に必要なものでなければ気に病む事はない

出会いは一期一会。

たった一瞬の出会いが一生になる可能性をはらんでいるのだ。だからこそ、出会う人には誠実な自分で出会いたい。

答え合わせはいつでも出来る。だからこそ一瞬を大切に。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

延期の発表と同時に、新しいポスターが公開されました。

『さらば、全てのエヴァンゲリオン。』と書かれていました。

震えました。奮い立ちました。そして悲しくなりました。本当にbye-byeなんですね。

大好きな世界観。人生の約半分を占めた長い長い作品が、これが本当に最後なのか、そう思うとたまらなく切ないです。

そしてどんなラストへ私たちを連れて行ってくれるのか。

会える「いつか」まで、待っています。

「エヴァ愛」を込めて…

by 毒親育ちmochi