毒親と絶縁するメリット・デメリット

私が悪性腹膜中皮腫(希少がん)だから
多少なりとも遠慮しているのか、それとも兄弟間での性被害があったっぽいから(あったんだけど認めようとしない両親)、なのか、
それとも絶縁宣言後、私たち家族の態度が剣もほろろだから、自分たちが嫌な思いをしたくないからなのか、
正直なところはわからないが、とりあえず毒親からのコンタクトは今現在はないので平和である。
デメリットから、
夫の家族にも、私の親戚にも、一人を覗き、私が毒親と絶縁したことを知らせていない。
・夫側の家族に不幸事があった場合、私の両親がこない理由(絶縁)を説明する必要がある。
・毒親側(親戚含む)の冠婚葬祭に一切出ないと決めているので、何か連絡があった時、揉めるであろう。
・両親が亡くなった場合、葬式に出ないと決めているので、そこでもまた揉めること。
・両親のどちらかが私より先に亡くなった場合、遺産相続で毒兄と合わなくてはいけない可能性(私は財産放棄を希望している)。
・私が先に亡くなった場合、残された夫が相当矢面に立たされるであろうこと。
私の最大のデメリットは、
もしもこの先入院するとして、万が一毒母に知られた場合、これが最大級に考えたくない最も嫌な可能性。
こんな感じかな。私の子供たちは自分で意思決定できる年齢だから、夫がいてくれれば大丈夫。
毒親との絶縁を決めたときから、
「何か」があっても頼らない。「天涯孤独」だと思って生きる覚悟はできている。
すっきりと伝えるなら、冠婚葬祭と遺産相続。この二つくらいだ。
あ、お墓も?これはいいや、毒兄に押し付けよう(笑)。
父が先に亡くなったら
きっと母はまた、毒母として私に襲いかかってくるだろう。そして、夫の会社も、夫の実家も知っているから、戦になるのは明らかだ。
こればかりは結婚し家庭を築いた後に気がついた「絶縁」だから、逃げおおせない。その時がくるまで考えないことにしている。
実際、考えても胃が痛くなるだけで、なにも解決しないから、考えない。
さぁ、メリットだ。
たくさんありすぎる。
すっきりと伝えるなら、「絶縁」して本当によかった。
これしかない。この一言に尽きる。
毒親から洗脳され共依存が長く、
「逃げる」など考えたこともなかったから、葛藤したし、軽く語ることなんて出来ないくらい、「辛かった」。
辛さの種類で言ったら、がんの余命を言われた時と同じ。
残された私の時間と毒親への忠誠心、どちらを選ぶか?
そのレベルの決断だったから、絶縁できたのかもしれない。
きっと毒親育ちじゃない人には
理解してもらえないけれど、毒親って私の体の一部なのか?ってくらい「憑依」してくる。
だから、絶縁は自分の身を切る痛みが伴うのがわかっているから、決断が鈍る。絶縁後も未だ傷は疼くけど。
でも、そんな痛みも辛さも、
凌駕する圧倒的な開放感。
2度と洗脳状態になど戻りたくない、もはや絶対に戻れない自信しかない素晴らしく自由な自分。
誰にも縛られないで生きる充足感、生きることが楽しい、そう思える素晴らしさ。
これを知った以上、知る以前には戻れないな。
お金でも、立派な肩書きでも、
素晴らしく美しい衣装でも、ほっぺたが落ちそうに美味しい料理でも、敵わない。圧倒的な自由。
勇気をだして、しがらみから抜け出せてよかった。
世界は広く自由だとわかってよかった。
家族に牙を向けなくなってよかった。
毒親との絶縁、一人一人事情が違うから簡単ではないけれど
何より時間は有限なのだ、楽しく生きる意味を知れてよかった。
by 毒親育ちmochi
-
前の記事
解毒した今。生き方が美しい人になりたい 2020.04.24
-
次の記事
静かな時限爆弾、アスベスト、そして中皮腫 2020.04.26
ぽちぽちっと♡励みになります
SNS
