絶縁状は、心の安寧のためにね

絶縁状は、安寧のために準備
長年機能不全家族に育ち、毒母の考えそうな事はたいてい予測がつく機能がオプション搭載させている私。
母はね、いろんな言葉であれこれ飾っては老後について話を聞かせてきたけれど、要約すると、独りで暮らす老人は惨めである、ホームに入れらるお年寄りよりは子供に捨てられた負け組、だから私はそんな寂しく惨めな老後は絶対に嫌だと思っている。
だからこそ昔から毒兄に「老後は同居と決まっている」呪いをかけ、兄が海外へ逃げた途端、私に「老後は同居+金銭の保険」の呪いをかけたのだ。
ご主人に先立たれ一人暮らしのご婦人は「お気の毒ね」であるし、子供のいない老夫風は「悲惨」なのだ。とにかく視野が狭いので決めつける。
実際は、ご婦人は一人で暮らしてるが、お子さんたちが代わる代わる顔を見せているそうだし、お子さんはいないけれど姪御さんが様子を案じて遊びにきてくれるのだ。それらは母が謎の「お気の毒ねマウント」で話し相手になろうとお邪魔した会話の中で事実を知り、なぜか敗北感を味わい私に話を聞かせるから知るのであった。
心の安寧に絶縁状を用意しよう
自分の物差しで世界は成り立っている、その位視野が狭いので、数々思い違いをして、人知れず敗北してきただろう母。
母は決して私を諦めない、虎視淡々と機会を狙って大人しくしているだけだろう。きっとね、私が父や母に不満をどかんとぶつけても、縁を切る!と言っても、どうせあの子は戻ってくると高を括っていたと思う。
一つ読めなかったのは私の夫の態度だったのだろう。きっとショックだったに違いない。夫は一度も毒親である私の両親に反論をした事がなかった。どんなにヘンテコな理屈をブルドーザーで押し通してこようが、人格を貶める信じられない言葉を数々浴びようが、黙って聞いていたから。
舐め切っていたのだ、夫を
こいつは何を言っても言い返す勇気のない弱い男だ、とね。そこが最大の誤算だよ、母よ、父よ。
夫は早くから毒親の「言っても無駄」な特性を見抜いていた。そして彼のスルースキルはやばいくらい高い。早々と「言いたいだけ言わせておこう」に切り替え、実は「聞き流していた」のだ。だから心に黒い感情も湧かないし、嫌な思いをしたなぁ、寝ようかなーなのだ。彼は嫌な事は一晩寝て忘れる事ができるそうだ。
言い返す勇気がないのではなく、言っても無駄だから無言なだけだった。だから絶縁すると言ったきり着拒をし、街で出会しても無視する私の態度を変えるのに、夫を脅して夫経由で私を説得しようと思ったのだろうけど無理だったのだよ。
だがそこに待っていたのは、
医師の診断書と私が飲む薬ケースと、夫からの「絶縁は家族の総意です」という宣言だった。
電話口で絶縁を告げてから3年5ヶ月、一度も両親と会話していない。両親のことで胸が痛まない程、私の中で存在が薄くなった。
苦しいのは全て過去の自分、苦痛だった傷が蘇る事が苦しいのであって、現在の父、母、兄がどんな風に思っているのか、それらに関しては何も感じない、まぁ勝手によろしくやってね、程度。
このままずーっと縁を切って生きていく、揺らぐことない自分の意思。というより、2度と毒家族と関わりを持ちたくない、もう「歪んだ家族」と顔を合わせ会話をする等絶対に嫌、そう自分の心がはっきりしているので、その点について悩んだり気持ちが落ちる事はもう今はない。
母が狙っている機会、だからこその絶縁状
それは冠婚葬祭の葬だろう。今残っている親族、私が欠席しては母の顔が立たない相手、父を含め父方3人、母を含め母方4人。誰かが亡くなった時、絶対に「不義理」を盾に出席を要求するだろうなぁ、と。
なので絶縁状を内容証明で送る準備をした、送るタイミングを誤らないよう日付だけ空白にしている。凪である今、あえて波風を立てるのは得策じゃないから。しかし母は虎視淡々と「再び交流できる」きっかけを狙っているだろうから、用意はしておこうと思って。
母の思考回路は独特で、自分の都合の良い考えを優先し、それを頑なに曲げない。
父が先亡くなる予定(母より年上だかららしい)、そうすると喪主は母がやるとしても、手続き等を独りで行うのは「惨めなお年寄り」と同情されるから絶対に嫌。毒兄がいるが、彼が海外から一時帰国したとして、書類等の手続きを母と喧嘩せず終われる可能性はゼロだ。
検索好きな私と社会人歴の長い夫
私たちが事実上の「母の役に立つ人材」となる。傘寿の祝いで兄と仲直りさせ、父母兄私、家族が再び「母目線で良いので仲良くする」事を狙い失敗したから、次は慎重に機会を狙われているわ・た・し。
一人の人間として生きていく、この世に生まれた限りは誰も代わってくれない掟だ。時に心細さや、抱えきれない悲しみや痛みに、そっと寄り添ってくれる人がいてくれると救われ、また歩こうと蹲み込んだ自分を立ち上がらせる勇気が湧くのだ。
母もそれを求めているのはよくわかる。寂しい気持ちもね。
毒親ならではの自分優先の独特の思考
子供に自由を与えると飛んでいってしまい2度と自分の所へ戻らないと不安になるから、初めから自由を与えない。毒親の目の利く範囲以外での行動は許さない。
剥き出しの自分で向き合う事が不安で、親と子という縦社会を徹底する事で尊厳、尊敬、感謝、を強いる。子供が支配されているうちは親にとって都合の良い状態が続き満足だが、子供が気付き範囲から越えようとすると「威圧」し「脅し」戻ってくるよう呼びかける。
愛という温かな気持ちで癒されたいだろう毒母、だったら私にも愛を与え自立を許してくれていたら、互いを尊重し大切に思い、生きていかれたのだろう。
毒親は威圧し子供の心を支配し「親を大切にしろ、親を愛せ、親に感謝しろ」と命じたにすぎず、子供自らの意思でそうしたいわけではない、そう育てたのはやはり毒親であって、私自身ではない。
強制された愛はやっぱり繋がらないし、偽物だ。
兄による虐待、
この事実に両親が向き合い、どうしたら良いのか、どう娘や息子の気持ちに向き合うか、真剣に考える事。これから始めなければ母の望む老後など一生訪れようがない事、この事実をしっかり認める事から始めなければならない。
そしてそれを始めるのは母であって私ではない。
向き合って答えを出したとして、その結果を聞くか聞かないかの選択は私にある。被害にあったのは私だ、許そうと許すまいと決定権は私しかないのだ。
そこを「血を分けた」などとふざけた寝言を言っているからダメなのだ。血縁であったら何をしても、何をされても許される、そんな事がまかり通るわけがない。
だから私は今後も毒父、毒母、毒兄、
そう毒家族とは一生会わないと決めていている。揺るぎはしない固い決意。
それは私を守る最善策であり、正当な理由だ。そして毒家族と会う可能性のある場所へは出向かない。つまり葬儀や法事に参加しない、という事。
せっかく自力で安寧を手に入れたのだ、それを手放す気などさらさらないよ。だから先手の絶縁状。用意しておけば私の心が安心だから。
母よ、もう私への期待は捨てておくれ
心えぐる言葉と気まぐれに与える愛
幼い頃のように気まぐれの愛に喜ぶと思う?
どれだけ傷つき自己治癒してきたと思う?
もう安心できない場所に足を踏み込む事はしない
あなたたちは変わらない事、散々学習したから
こんなに楽になったのだ
手放してあなたたちの元に戻る
そんなバカなことをするはずないじゃん
by毒親育ちmochi
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