毒に囚われてないよ?放出してるの

毒親問題、根深いよね。
みな今の自身の環境を軸に語るから、
- 親なんだから許してあげなよ
- 親だって親になるのが初めてだったんだから
- がんなら尚更親に連絡とってあげなよ(私がん患者なんです)
- 絶対心配しているよ
- 親がかわいそうだよ
- いつまでも過去を根に持たない
- 恨んでいたって何も変わらない
等々のお言葉を頂戴してきたけど。
私はブログに親への恨み節を綴っているわけではないの。
過去の「事実」をすくい上げ、
こういう過去が私の人生にあり、その年齢だった私は親からどう言われ、どう反応したのかを思い出す作業をしているのだ。インナーチャイルドを助け出す作業。
私は過去の記憶が薄くてね、記憶をかする出来事に出くわした時と思うんだけど、ふと「不安」が出てしまう。
だからちゃんと過去を思い出し、過去の出来事の輪郭を捉え、
親の感情で怒られた、または親が怖くて嘘をついたなど、その時の「私」の気持ちを思い出すようにしている。
親の精神の幼さ故の怒りだったと
私が納得する事が大事なの。
それによって、私の中の罪悪感・良心の呵責に揺さぶられることから少しずつ開放されていく。
幸せと不快、親の顔色を伺い生きてきた毒親育ちである私は、その答えさえ自分で出す「決める力」が備わっていなかったから、いつも「漠然と不安」に怯え生きてきた。
自分には何が幸せで、何が不快なのか、これについて自問自答する事で揺らぎが減って心の負荷が軽くなる。
私は希少がん患者でもあり、
2年の余命を越え春から10年目を偶然だが生きる予定となっている不思議。
私自身母親だから、丸4年娘である私の様子を尋ねない両親の行動は正直信じられない。そしてその事実は、私に対する愛はこんなにも「何もない」ものだった現実を突きつけられ、やはり悲しさがふと押し寄せる。
だからこそ、揺るがないよう私の本心を確認しながら、どう生きていくのが幸せなのかを見誤らないようにしたい。
病気が進み、億が一にも母に優しい言葉をかけられ、コロリと偽りの母の手を私がとってしまわぬよう、過去の人生を振り返り「真実」へ修正し記憶の上書きを行なっている。
あともう一つは遺すため
万が一毒親や毒兄と対峙する事があった場合の備え。
40年越しの「私の本音」を、電話一本や手紙一通で伝えるのは無理そうだし、出来れば直接関わりを持ちたくない。
でも私は希少がん患者でだからね、私亡き後に夫や子供が巻き込まれた場合、彼らを守ってくれる物になってくれと願ってる。
毒兄や毒親とやりとりが必要になった時、私が生きているのかわからないからねぇ。
なぜ私は両親と兄を拒絶し、絶縁を決め、実行に移したのか。それこそ「がん患者」なのに、なぜ両親に病状を伝えたくなかったのか云々を遺しておきたい。
出来るならば、私は毒親・毒兄・親族に知られる事なく世を去りたいし。
毒兄とは13年NOコンタクトなんで、
私が何を思って生きたかなど知りもしないだろう。
毒親も私がどれほど血反吐を吐き、がんと向き合い、過去の嫌悪と向き合い、子供を守りたい一心で「死ぬ気の覚悟」で生きてきたのか、理解などしていないだろうし。
まさかはまさかのタイミングでやってくるから、あくまでも「希望」だけどね。
とにかく夫と子供に、私に関わる「毒」をなるべく浴びせたくない。だから出来る限り「準備」をしておきたいの。
血の繋がりとは本当に難しい。
親を見捨てるのか?と責められたらグッと言葉に詰まるだろう「擦り込み」。そして世間一般の平均的な思想の狭間で息苦しい、毒親育ち。
過去を思い出してしまう、いつまでも過去の事を忘れられない、過去をいつまでも語る…
仕方ないじゃない…。だって父も母も「私の心」をおもんばかってくれなかったんだもん。
あらゆる年齢の私が、悲しくて寂しくて辛くて痛くて心細くて途方に暮れ、その場所で助けを待っている。
私が幼い私を助け出して、一つ一つ間違ってないよと「私の心」を癒し抱きしめ「納得させる」作業、これが「過去を語る」事であるのだ。
過去両親に辛く当られた「辛い私」を、
掘り起こし整理し執着を捨てる作業を淡々と行う事で、私はずいぶん軸がしっかりしてきた実感がある。
過去の生い立ちも、がん患者である人生も、親親族を捨てて生きる今も、まるりと全部飲み込んで、これからももっと「お気楽極楽」な私を目指し、軽やかになりたいの。
毒親への最大の復讐は
私が笑顔溢れ生きる事
毒親への最大の復讐は
私の家族が仲良しな事
きっと母は悔しかろう
へへへ子供たちと私仲良しなんだー♪
楽しく買い物なんか出かけちゃうんだよ?
語りたいから読んで!って目の前に漫画を積むんだよ?
エヴァの公開が決まったって家族で踊っちゃうんだよ?
どーだ!父と母は知らない「幸せ」だろ♪
by毒親育ちmochi
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