毒親育ち、育てた恩を仇で返す非情な娘

毒親育ち、育てた恩を仇で返す非情な娘

毒親育ち、父母と絶縁し丸5年

それこそ2017年に私から「絶縁を告げ」て以降、一度も父母と「会話を交わしていない」。

夫が診断書のコピーを渡しに実家へ行った時も、父母は「なぜ私が絶縁を決め行動に移したのか」については聞いてこなかったらしい。夫が玄関を出て帰る時、父がそっと「やっぱり母さんか?」と聞いたらしい。

その話に、私と子ども①②は涙ぐんだ。

少しかもしれない。けど、少しでも解ってくれていたんだ、私の心を理解してくれようとしていたんだ、そんな嬉しさの種類の涙だった。

でもね、一度も父母から

なぜ「絶縁」を貫き通し、スープの冷めない距離に住みながら(私と実家は徒歩1分の距離)、一切の連絡を拒否し、手紙も未開封で返却するのか。※連絡に関して一回線開けてました※

その「なぜ?」の部分である「理由」について、父母から聞かれた事は一度も無い。

私が知っているのは、

  • ママがぷっつんしてるから孫と会えなくておばあちゃん可哀想でしょ?と道端で話しかけた事(子ども①談)
  • mochiちゃんがずっと怒ってて実家に遊びにこなくておばちゃん(母)可哀想。(松一長女談)
  • おばちゃん(母)、いっぱいいろんな事mochiちゃんにしてあげたのに絶縁しちゃうなんてmochiちゃん酷いよ。(松一長女談)

↑このように、どうやら母の頭のなかでは「私が勝手に怒っている恩知らずの非情な娘」設定になっているらしい事は、松一次女から聞いて知ってはいたのだが。

でも本当に一度も

直接私に聞こうとしなかった。

過去夫が診断書のコピーを持参した時、「今後一切の連絡の窓口は夫である私にお願いします」と伝えてあるのだ。全ての「連絡窓口」を遮断した訳ではなかった。

だがその後のある昼下がり、私と夫が歩いていて、目の前から父がやってきた。父と目を合わせずすれ違った瞬間、背後から「おい!」と父が怒鳴った。振り向かず進む私たちの背後にもういっちょ「おい!」と怒鳴った。

あの「おい!」は怒号だった。

私は思った、なぜ?と。

だってね、父母に渡した診断書に書いてあるよ?

『兄による性被害の過去、両親による二次被害により、抑うつ不眠不安が認められる。本人に対し面会・連絡は避けるべき』と。

なのになんで怒鳴るの?

せめて穏やかに声をかけて欲しかった。怒鳴られて怖かった、父よ…。

怒り=私に腹立てている

のだと思う。

やっぱり父と母は「育ててやった恩を仇で返す非情な娘」なのだろう、そう私は理解した。

それこそ毒親ではなく「娘こそが毒娘」、と思っているのだろうとね。

いっぽう的に怒るのでは

何も解決しない。

歩み寄りたいのであれば、話し合いが必要。

その点で言うとね、私は昔から毒母の地雷が怖く気を遣い、母の機嫌を損ねぬよう「よいしょ」してきた。で我慢しきれず爆発しては母とぶつかるが、私が折れて終了。

絶縁に関しても、一応私としては「伝えた」つもりではあった。あの電話でね

でも、よーーーーーく考えてみたら、あの時母は「怒りの感情」に支配され、その勢いで私と会話をしていた。

もしかしたら、あの日の私の会話、母にちゃんと伝わっていなかったのかも?????

そんな疑問が生まれた

いやいやでもさ、夫が改めて実家に行ったじゃん!

まてよ?その時も「絶縁の理由」を父母は夫に訪ねて無いぞ?

あらら?ちゃんと伝わってないかもしれないのぉぉぉ?!

と思ったのである。

ならば辻褄が合う

母の性格ならば「またいつものように勝手に怒って連絡を断ってるだけ」、ただ今回はちょっと長いわねぇ…。と痺れを切らし夫の勤務先に連絡をしたら、診断書のコピーと共に「家族の総意で絶縁します」宣言を受けたのだ。

そりゃぁ、腹も立つよね…。

だとすると兄と話し合いなど、しちゃいないのではないか?と。

あらららら、一方的にはなるけれど、私からちゃんと説明しておかねば、と気がついた。

だからの絶縁状だった

私の「情報」が松一次女から、この5年、ずっと伝わっていたかもしれない可能性も出てきてね。ならば親族へも絶縁を伝えよう。そう決めたのだ。

私の「絶縁理由」をきちんと伝えなくては、そう思い「絶縁通知書」と「絶縁状(内容証明)」を送る事にした。

全ては2022年1月2日だ

私が勝手に怒っている(5年間も)、そんな誤解を解きたいと思った、いやいや長すぎるから(笑)。

そんな自分勝手な理由ではない。

父による暴力の過去、母による暴力及び暴言の過去、兄による性暴力の過去、私が希少がん患者になっても言葉の暴力は止まなかった事。

そしてその「痛み」を日々連れて生きているしんどさ。

「育てた恩を仇で返す非情な娘」

私は絶縁を告げてからも、父母を傷つけた申し訳なさ、暴力のフラバを抱えつつ、がんも連れて生きているけど、父母兄は普通に暮らしてた!

非情な娘なんだろう、って罪悪感もあったのだが。

父母と兄は普通に「家族を続行」していたのだ。

なーんだそんな程度だったのか

と思った。

っていうかがっくし感。

むむーん、毒親育ち、気を回しすぎ!

自分に突っ込んじゃったよ(笑)。

by 毒親育ちmochi