毒親育ちmochi

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自由を生きるための覚悟の解毒

世界は猛スピードで刻々と違う顔を見せていく 昨日と同じ「今日」が、明日もまたやってくるとは限らない。だからこそ、今を「今日」という時間を、丁寧にちゃんと過ごしたい。 家庭という場所を、 「密閉した空間」にしてはいけない。「安心し帰れる場所」にするべきなのだ。 毒親に「洗脳」され、目に見えない折の中に閉じ込められていた、私の本音。 絶縁し、1ヶ月ほどは、 「不安」「後悔」「罪悪感」が強く、何度も「謝 […]

毒親は自立を邪魔する杭を心に打つ

自立とは 「自分以外の助けを求めず、援助を受けず、自力で全てを行う事」 では実際、どういう事なのか? 生命誕生、ここに「自分の意思」は介在しない。やがて「自分の意思」で「生命を全うする」事を担う日がやってくる。 文章を眺めても、やはり「生きる」「意味」に「自分」は関わらず、 なんなら「勝手」に「世」に誕生「させられ」、ある年齢まで達したら「後は自力で生きろ」と 誕生「させた側」の「勝手な行為」によ […]

中皮腫と複雑性PTSDになり学んだ事

約半世紀生きてきても、知らない事が多く 日々アップデートしておりますが、結局「知識」が大事、人は「知る」とこで、相手を思いやる「幅」が広がるのだと痛感する。 それは、もしかしたら、私の家庭環境が「まとも」だったら、当たり前に「気づく」事だったかもしれないし、 もしくは、子育ての途中で「がん」にならなければ、わからない気持ちだったかもしれない。 違う人生を生きる事は出来ないので、 比べることは出来な […]

がんと知り家族の未来を考えた先が「絶縁」だった

自分が生きている「今」が 来年も等しくやってくると「病気を疑わず」生きていられたのは、がん告知を受けた日までだった。 人生とはきっと、そういうもで、いつだって前触れもなく、まさかは「突然」にやってくる。 知っていたけれど、こんなに思ったより早くやってくるとは、思ってもみなかった。(よろしければ、こちらもご覧ください↓) 毒親とアスベスト、私の心身を浸していく「毒」 あの日以降の私は、死ぬ気になって […]

絶縁から半年後、毒母の手紙がポストにインしてた

「絶縁」を叩きつけた後 次に襲って感情は「罪悪感」だった。 毒父、毒母、毒兄、の3人が、私の「トラウマ」について、傘寿で帰国した時に、話し合ったのか、 それ以前に、悪性腹膜中皮腫(あくせい ふくまく ちゅうひしゅ)という希少がんだということを、兄が知っているのかさえ私は知らない。 最後に兄と会話したのは、「トラウマ」の事実確認の時だから、10年ほど前?顔を合わせたのは…うーん、多分15年くらい前が […]

毒親と契約と学費と命、天秤で測れる?

悪性腹膜中皮腫と言われてから 心は常にまな板の上の鯉のようだった。 はじめはアスベストという物質がこの世にあること、危険を知っていながら使用していたことに怒りを覚えた。 その次に襲ってきたのは「絶望」。 次は、自分の家庭環境に、毒母に、毒父に、毒兄に、怒りを覚えた。 生きる「望み」を持たなければ楽になる、そう思った。 バセドウ病・膠原病の友がいる。彼女は残りの人生おまけみたいなもの、と笑う。 そう […]

複雑性PTSDという病名

毒親の何が辛いか 言うことに一貫性がない、すぐ怒鳴る、喚く、殴る、泣き落とし、あげれば両手両足じゃ足りないほど出てくるが、 その中でも私が嫌だったのが、 自分が言ったこと、自分が行ったこと、これらを全てきれいさっぱり「覚えていない」、それどころか、 美しい親子愛にすり替えて 「え?私がそんな酷いこと言うわけないじゃない」「被害妄想が過ぎるわよ」と、別の物語を、あたかも事実ごとく心底本気で、語るのだ […]

パンドラの箱の中身が開いた、あの日

30代の私は、もうすっかり両親が「毒親」だと理解し、「毒になる親(スーザン・フォワード著)」を読み返し、冷静に、成人が成人に対してとる行動かどうか、これを指針に親を観察していた。 母が毒母になる法則がわかったてきた 例えば、御近所さんが立ち話している横を通ったら会話が止んだ(私の悪口を言ってたに違いない)、親戚の誰かが具合が悪い(お葬式になったら親戚と顔合わせるのが嫌だ)、漠然と不安感がある(母は […]

毒親と決別を決めた日

長い間、自己を否定され続けてきた私は 何をするにも心の物差しが全て「母」だった。普通の家庭に育った人には到底理解できないであろう。 アラフォーの、もう立派な大人が、服1枚選ぶのにさえ「母が気に入りそう」な服を探してしまうのだ。 なぜそうなるのか、答えは簡単、「母の物差し」からはみ出たものを身に纏っていると、必ず「あら、珍しいわね、でもその色あなたに似合わないわよ」と恐ろしく出来の良い精度で返ってく […]

母を父を、毒親と呼ぶ切なさ

好んで、父母を毒親と呼んでいるわけではないが 私の育った環境は、反撃できないと分かっている弱い子どもをターゲットにする悪質な「いじめ」が、家庭内で起きている状態だった。 暴力であろうが、暴言だろうが、無視だろうが、 自力で生きていかれない年齢の子どもに行うのは「虐待」以外の何物でもない過去。 「毒親」「毒父」「毒母」と私が呼ぶのか 幼かろうが、自尊心はある。 しかし「毒親」は子どもが自分の力で手に […]

それでもまた依存先へ戻ってしまう

共依存の状態は厄介なもので 一緒にいるのは窮屈なのだが、離れるのも不安になる。 本当の意味で「独り」で人生を立っていないから、 父母の言う「困った時」に、助けてくれなかったらどうしよう…そんな呪詛に本気で怯えていた。私は母と精神が一体化し、母と私で一人の人間のようになっていた。母から離れるのは精神的に不安で怖くて出来ないと、心底思っていた。 激しい怒りの言葉の暴力を受けてきた経験から 毒母が怒った […]

毒と怒りと悲しさと

毒母の罠にかかった愚かな私 「役に立たない娘」であることに「罪悪感」を感じ、より一層母に寄り添うようになってしまった。それ以外、自分の「罪悪感」を沈める方法が思いつかなかった、完全なる洗脳と共依存の関係。 二人目の子どもが生まれ、つかまり立ちをするかしないか、そんな頃、家を購入しようと夫と話し合っていた。 私たちは水辺のエリアや、公園の近く、そしてなにより無理のない範囲でのローンを組めるような場所 […]

自分の親が毒親、毒母と感じるまでには

圧倒的「理不尽」な教育をされてきたはず。 私はどうやって毒親だと気がついたのか 叱る基準がコロコロ変わる、親の予定を優先しないと、食事やお小遣いなどで締め付ける、毒親家庭で育った人には「あるある」なことだけど、程度の差こそあれ「理不尽」に変わりはない。 毒親は、親の言う事を「気持ちよく聞くふりをする(けど隠し切れてない)我が子」の発する「本心」を敏感に感じ取る。結果、親の言うこと聞いたにも関わらず […]

「役に立たない娘」という呪いの言葉

役に立たない娘 私はその言葉に呪いをかけれてしまった。(ギブ&テイクのシーソー) 何も役に立たないという言葉の呪い 私の後の人生を苦しめ、母の掌から逃れられなくなった呪いの言葉。 結婚後はこの言葉の呪いに従い、実家の近くに住まねば母が悲しむと忖度し、近くに家を借りた。 罪悪感を持ち、役立たずな自分を「挽回」しようと、自ら勝手に母の「寂しさ」を察知した行動。 母の望む「実家の側に住むね」という言葉を […]

ギブ&テイクのシーソー

母はギブ&テイクが必須だった 共依存に浸かりきった母と私。(夢か現か幻か、共依存の救いのなさ) 理不尽な要求をされると今度は私が「癇癪」を起こすようになる。すると不思議なことに、母が私に「気を使う」ようになった。 物欲を巧みに操る母 大人しか来ない父方の親戚の集まり、アウェイで心細い母は、私を連れて参加したい。私は行きたくない。 すると物でつるようになったのだ。私の欲しがっている「洋服」「靴」「カ […]

夢か現か幻か、共依存の救いのなさ

共依存という救いのなさ 過去を振り返ると、そんな言葉がぴったりだ。 強烈な愛情と愛着、それを根こそぎひっくり返すような怒号。 父の、母の、感情の揺れ幅に、 怯え、ギュッと目を閉じ、手を握り締め、体を縮こめ、食い縛り、我慢をする怒られている私は「夢」であって「現(うつつ)」ではないと信じ込もうとしていた。 愛着こそが、私へ与えられる正しい評価であり、愛なのだと。(一番古い怒られた記憶) 只中にいる時 […]

父不在の一年、たがが外れていく家庭

殺伐とした父不在の一年 父の転勤したのは兄が高校3年生の時。大学受験を控えた兄を転校させられず、父は一足先に引っ越した。 父が赴任先から帰宅したのは数回。 家でも兄とほぼ顔を合わせず、母と私の二人家族のようだった。 私への依存が強くなっていく母 母は私と外出したがった。 おしゃれをし、ウインドウショッピングを楽しみ、素敵なレストランへ出向く。店員さんとおしゃべりを楽しむ母、仲の良い親子と言われたい […]

服の話の続きを

母は着道楽である。とにかく服が大好きで「本物」を追求する人であった。ヨーロッパの洋食器や陶器の人形を集めていた。 母が新婚旅行で着ていたスーツには、綺麗な刺繍にビーズがあしらわれ、モノクロでも上質なものとわかった。 好きというだけあって 母の目は高く、選ぶものはどれも品があり、それでいて、はかなげな可愛らしさを持ち合わせている、なんとも乙女心をくすぐるものばかりだった。 母自慢の陶器のお人形が並ん […]

暗黒時代の真っ只中

思い返しても暗黒時代でしかない 曖昧で、薄らぼんやりした、小学校高学年〜中学の記憶。特に「あの家」での記憶全般。 誰かがイライラしては、怒鳴る毎日 家庭内に「どす黒い感情」がそこかしこに転がる日常。もはや家族全員が常に戦闘態勢で、「笑顔」「安心感」などは微塵もなく、 なのに夢のような未来を語る母 機嫌の良いときの母は楽しそうに「未来の家族」について語るのだった。兄は有名大学にはいり、私は女子大か音 […]

だんだん追い詰められる私の心

引っ越し、追い詰められていく家庭 知り合いが1人もいない見知らぬ土地へ引越した。(※父母は2度目※兄と私は初めての引越し※) 新しい環境に慣れるべく、各々が自分のフィールドでもがき頑張っていた。 環境の変化に家族全員が四苦八苦 結婚当初、母は父の実家に同居し兄を育てていた。 父の転勤が決まった先は、父母共に生まれ育った土地から遠く離れた知り合いのいない新たな場所だった。そこで乳幼児(兄私)を育て、 […]

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